AI企業6社の決算比較【2026年7〜9月期】Google・Microsoft・Meta・Amazon・OpenAI・Anthropicの広告とクラウドの勢力図

決算分析

前回の記事では、Google(Alphabet)の2026年7〜9月期決算を詳しく見ました。売上は過去最高でしたが、検索広告の伸びは鈍り、増えた分の多くはGoogle Cloudが稼いでいました。

では、AIで競い合うほかの会社はどうなっているのか。今回は、Microsoft、Meta、Amazon、OpenAI、Anthropicの5社について、直近の決算や業績を同じ目線で並べてみます。GoogleはGeminiを前面に出し、広告の営業チームもGeminiやAIを使った広告商品を売る立場にあります。その意味で、ライバルが「どこで、何で稼いでいるのか」を知ることは、Googleの立ち位置を理解する近道です。

この記事のポイント

  • クラウドはGoogle(+103%)、Microsoft(+48%)、Amazon(+39%)の3社とも加速
  • 広告の伸びはMeta(+26%)が突出。Google(+10.5%)とAmazon(+11%)は1割前後にとどまる
  • OpenAIはChatGPTに広告を入れ、年換算10億ドル規模に。Anthropicは「広告を入れない」と明言
  • 2026年の設備投資は4社合計で7,000億ドル超。AIインフラへの投資競争は2027年も続く
  • AI企業同士は競合でありながら、出資やクラウド契約でお互いに深くつながっている

まずは全体像:各社の「稼ぎ方」マップ

同じ「AI企業」でも、お金の稼ぎ方はかなり違います。大きく分けると、広告で稼ぐ会社、クラウドで稼ぐ会社、AIそのもの(サブスクやAPI)で稼ぐ会社の3タイプです。

各社の収益の柱

広告クラウドAIサービス
(サブスク・API)
Google◎◎○
Microsoft△◎◎
Meta◎―△
Amazon○◎△
OpenAI△―◎
Anthropicなし―◎

◎主力 ○柱のひとつ △育成中 ―事業なし。各社の決算・報道をもとに筆者が整理

この表で分かるとおり、広告・クラウド・AIサービスの3つすべてに大きな柱を持っているのはGoogleだけです。逆に言えば、Googleはどの分野でも誰かと正面から戦っている状態です。広告ではMetaやAmazon、クラウドではMicrosoftやAmazon、AIサービスではOpenAIやAnthropicがライバルになります。

主要数字の一覧

上場している4社は直近の四半期決算、上場前のOpenAIとAnthropicは公表・報道された数字をもとにしています。決算期がずれている会社もあるので、対象期間に注意してください。

会社対象期間売上前年比決算での注目点
Google2026年7〜9月1,276億ドル+25%Cloudが倍増、検索は減速
Microsoft2026年7〜9月
(2027年度Q1)
923億ドル+19%Azureが48%増に加速
Meta2026年7〜9月646億ドル+26%広告単価が14%上昇
Amazon2026年7〜9月2,019億ドル+12%AWSが約5年ぶりの39%増
OpenAI2026年9月末時点年換算 約500億ドル―ChatGPT広告が本格化
Anthropic2026年7〜9月168億ドル前四半期比+45%11月にも上場予定
OpenAIとAnthropicは報道ベース。Amazonはプライムデーの前倒しで成長率が約4ポイント押し下げられている

クラウド:3社そろって加速、伸び率はGoogleが首位

AI関連の売上が一番はっきり出ているのがクラウドです。企業がAIを動かすための計算資源を借りる先が、Google Cloud、Microsoft Azure、AWS(Amazon Web Services)の3つに集中しています。

クラウド事業の売上成長率(前年同期比)

Google Cloud 307億ドル Azure 332億ドル AWS 460億ドル +103% +48% +39%

いずれも2026年7〜9月期。出典:各社決算資料、PPC Land

規模ではAWSが最大ですが、伸び率ではGoogle Cloudが頭ひとつ抜けています。自社開発のAIチップ「TPU」をシステムごと売り始めたことが効いています。Microsoftも前四半期の43%増から48%増に加速し、次の四半期は49〜50%増を見込んでいます。AWSも6四半期連続で伸び率が上がり、39%増と約5年ぶりの高さです。3社とも「需要に供給が追いつかない」と口をそろえており、AI向けの計算資源はまだ売り手市場が続いています。

広告:Metaが26%増で独走、GoogleとAmazonは1割前後

広告の数字を並べると、Googleにとって厳しい現実が見えてきます。

広告売上(四半期)と前年比の伸び率

Google Meta Amazon Microsoft 820億ドル 631億ドル 196億ドル 65.5億ドル +10.5% +26% +11% +10% 参考:OpenAIのChatGPT広告は年換算10億ドル超(2026年8月時点)

いずれも2026年7〜9月期。Microsoftは検索・ニュース広告にLinkedInなどを加えた新しい区分。出典:各社決算資料、PPC Land、SiliconANGLE

金額ではGoogleがまだトップですが、Metaの広告売上はGoogleの8割近くまで迫っています。1年前は3分の2ほどだったので、差は確実に縮まっています。Amazonは11%増にとどまりましたが、これは毎年7月の大型セール「プライムデー」を今年は6月に前倒ししたためです。4〜6月期と合わせると18%増で、10〜12月期は10%台後半に戻る見込みです。

Metaの強さは、AIを「広告の成果を上げる道具」として使い、それが広告単価の上昇として売上にすぐ反映されていることです。一方のGoogleは、検索がAI Modeという新しい形に移る途中で、AIが広告収益にとってプラスになるかマイナスになるか、まだ見えにくい状態にあります。

Microsoft:Azureが加速、OpenAIとの関係も数字に

売上高
923億ドル
+19%
Azure
332億ドル
+48%
検索・広告
65.5億ドル
+10%
営業利益率
50%
前年49%

Microsoftの2027年度第1四半期(2026年7〜9月)は、売上が19%増の923億ドル、営業利益が21%増の459億ドルでした。営業利益率は50%と、AIへの大型投資を続けながらも高い水準を保っています。決算発表後、株価は時間外で7%以上上がりました。同じ日に決算を発表し、株価が下がったGoogleとは対照的な反応です。

今回からMicrosoftは事業区分を変え、「Agents and Infra(エージェントとインフラ)」と「Devices and Consumer(端末と個人向け)」の2つにまとめました。AIエージェントとクラウド基盤を会社の中心に置くという意思表示とも読めます。Azureは48%増で、会社の予想(約45%増)を上回りました。ただし、将来の売上になる受注残(RPO)は6,770億ドルで、前四半期からほぼ横ばいでした。

CopilotとOpenAI

業務用AIアシスタント「Copilot」の利用者数そのものは公表されていませんが、毎日使う人は1年で5倍以上、前の四半期と比べても5割近く増えたそうです。5万席以上を契約する大口顧客の数も8倍以上になりました。

注目したいのはOpenAIとの関係です。MicrosoftはOpenAIの株式の約24%を持っていて、この四半期にOpenAIから得た売上は100億ドル、全体の約11%にのぼります。OpenAIが伸びればMicrosoftも潤う構図で、GoogleのGeminiと競うOpenAIの背後には、常にMicrosoftがいると考えてよいでしょう。

検索広告はBingとLinkedInをまとめて開示

広告の開示方法も変わりました。これまでの「検索・ニュース広告」に、LinkedInの広告やプレミアム会員などを加えた区分になり、売上は65.5億ドル(10%増)でした。Bing単体の伸び率は出なくなったため、検索エンジンとしてのBingの勢いは見えにくくなっています。ナデラCEOは「BingとEdgeは今回もシェアを伸ばした」と話していますが、第三者のデータとは食い違いもあり、評価は分かれるところです。

Microsoftの決算をさらに詳しく:Microsoft決算2026年7〜9月期|Azure48%増の中身

Meta:広告単価14%上昇、AIが広告の効率を押し上げる

売上高
646億ドル
+26%
広告の表示回数
+10%
前期 +14%
広告1件あたり単価
+14%
前期 +12%
フリーキャッシュフロー
−21億ドル
前年 +106億ドル

Metaの7〜9月期は、売上が26%増の646億ドルで市場予想を上回りました。中身を見ると、広告の表示回数は10%増とやや鈍った一方で、広告1件あたりの単価が14%上がっています。特に米国・カナダでは単価が23%も上昇しました。広告主がMetaに払うお金が増えているのは、AIで広告の成果が上がり、高い単価でも出稿する価値があると判断されているからです。

Metaによると、広告配信のAIモデルの改良で、Facebookのコンバージョンが数%単位で増えています。生成AIで広告素材を作るツールは、この四半期に1,000万近い広告主が使いました。AIの成果が広告売上にストレートにつながっている点で、今いちばん分かりやすい会社です。

利益は訴訟費用で目減り、投資は2027年も続く

営業利益は130億ドルと前年から37%減りました。米国の州司法長官との和解に伴う約99億ドルの費用を計上したためで、これを除くと229億ドルです。設備投資は四半期で349億ドル、フリーキャッシュフローは21億ドルのマイナスになりました。2026年の設備投資は1,350〜1,450億ドルの見込みで、2027年も積極的に投資する方針です。具体的な金額は次の決算で示されます。

AIの新しい取り組みとしては、個人向けAIエージェント「Muse」を米国とカナダで始め、約6週間で1,000万人以上が使い始めました。決算発表後の株価は時間外で2%ほど上昇しています。

Metaの決算をさらに詳しく:Meta決算2026年7〜9月期|広告単価14%上昇の理由

Amazon:AWSが約5年ぶりの39%増

売上高
2,019億ドル
+12%
AWS
460億ドル
+39%
広告
196億ドル
+11%
営業利益率
13.9%
過去最高

Amazonの7〜9月期は、売上が12%増の2,019億ドルでした。プライムデーを6月に前倒しした影響で、成長率は約4ポイント押し下げられています。AWSは39%増の460億ドルと約5年ぶりの高い伸びで、6四半期連続で加速しました。営業利益281億ドルのうち6割以上をAWSが稼いでいます。ジャシーCEOは、AWSが2027年と2028年も40%超の成長を続けると見込んでいます。

広告は11%増の196億ドルで、4〜6月期の26%増から鈍りました。主な理由はプライムデーの時期のずれで、2四半期を合わせると18%増です。ショッピングAIの「Alexa for Shopping」は直近12か月で4億人以上が使い、AIアシスタント「Alexa+」は日本でも提供が始まりました。

4〜6月期にはAnthropicへの出資による評価益が534億ドル計上され、純利益が大きくふくらみました。AnthropicはAmazonの自社チップ「Trainium」を長期で使う契約も結んでいます。2026年の設備投資は約2,200億ドルと4社で最大で、直近12か月のフリーキャッシュフローは424億ドルのマイナスです。EPSが市場予想に届かなかったこともあり、決算後の株価は時間外で7%前後下がりました。

Amazonの決算をさらに詳しく:Amazon決算2026年7〜9月期|AWS39%増と広告の現在地

OpenAI:年換算売上は約500億ドル、広告が新しい柱に

年換算売上(9月末)
約500億ドル
年末目標700億ドル
ChatGPT週間利用者
約10億人
2026年8月時点
広告(年換算)
10億ドル超
開始から約200日
4〜6月期の営業損益
−123億ドル
赤字が続く

OpenAIはまだ上場していないため、数字はすべて報道や会社の発信によるものです。Financial Timesによると、9月末時点の年換算売上は500億ドル弱でした。一時は約700億ドルと報じられましたが、これは投資家がAnthropicと同じ計算方法で試算した数字で、OpenAI自身は年末までに700億ドル以上を目指しているとしています。4〜6月期の売上は67億ドル、営業赤字は123億ドルと報じられており、稼ぐ以上に使っている状況は変わりません。

ChatGPT広告はGoogleの直接のライバルに

Googleにとって見逃せないのが、ChatGPTの広告です。2026年2月に米国でテストを始め、約200日で年換算10億ドルを突破しました。年末には25億ドルを目指しています。10月には89か国で広告を出せるようになり、累計の出稿企業は10万社を超えたとされています。

規模はGoogleの広告の100分の1にも届きませんが、「AIに質問している最中に広告を見せる」という形は、GoogleがAI Modeで進めている広告とまったく同じ土俵です。GoogleがAI Mode広告を急いで広げている背景には、こうした動きもあると考えられます。上場は2027年前半にずれ込む見込みです。

OpenAIの決算をさらに詳しく:OpenAIの業績2026|売上500億ドルとChatGPT広告

Anthropic:四半期売上168億ドル、11月にも上場へ

7〜9月期の売上
168億ドル
前四半期比+45%
1〜6月の売上
163億ドル
前年同期の約14倍
1〜6月の営業CF
+39億ドル
初の黒字
広告
なし
導入しないと明言

AIアシスタント「Claude」を開発するAnthropicは、10月26日に上場申請書類(S-1)を公開し、ナスダックに「ANT」というティッカーで上場する予定です。書類によると、2026年1〜6月の売上は163億ドルで、前年同期から約14倍に増えました。報道では、7〜9月期の売上は168億ドルで、前の四半期(116億ドル)から45%増えています。

1〜6月期の純損失は807億ドルと巨額ですが、その大半(724億ドル)は転換社債の評価替えによる、現金の出ていかない会計上の損失です。本業の営業キャッシュフローは39億ドルのプラスで、初めて黒字になりました。

広告を入れない、企業向け中心のAI

Anthropicの特徴は、企業向けの比重が大きいことと、Claudeに広告を入れないと明言していることです。2026年2月に「Claudeは広告なしを続ける」と宣言し、上場書類の創業者レターでもこの方針を繰り返しました。ChatGPTやGoogleのAI Modeが広告の導入を進めるなかで、はっきりと逆の道を選んでいます。

また、売上の半分近くがAmazon、Google、Microsoftのクラウド経由です。Anthropicが伸びるほど、3社のクラウドにも売上が落ちる仕組みになっています。

OpenAIとAnthropicの「年換算売上」は計算方法が違います。Anthropicはクラウド経由の売上を含めて計算していますが、OpenAIは含めていないと報じられています。両社の数字を単純に比べるときは注意が必要です。

Anthropicの決算をさらに詳しく:Anthropic上場へ|S-1で分かった売上・利益・リスク

前四半期からの変化:加速しているのはどこか

前の四半期と比べて、勢いが増したところと落ちたところを整理しました。

会社・事業前四半期今四半期勢い
Google Cloud(前年比)+82%+103%↑ 加速
Google 検索(前年比)+17%+12%↓ 減速
Microsoft Azure(前年比)+43%+48%↑ 加速
Microsoft 検索・広告(TAC除く)+13%+12%→ 横ばい
Meta 売上(前年比)+28%+26%→ 高水準を維持
Meta 広告単価(前年比)+12%+14%↑ 上昇
Amazon AWS(前年比)+37%+39%↑ 加速
Amazon 広告(前年比)+26%+11%↓ 鈍化(プライムデーの時期ずれ)
Anthropic 四半期売上116億ドル168億ドル↑ 急拡大
OpenAI 年換算売上400億ドル規模(8月)約500億ドル(9月末)↑ 拡大
出典:各社決算資料、報道

クラウドとAIサービスはどこも加速しています。広告ではGoogle検索とAmazonが減速しましたが、Amazonはセールの時期ずれという一時的な要因が中心です。Metaは表示回数の伸びが落ちていますが、単価の上昇でカバーできています。

AIへの投資額:2026年は4社で7,000億ドル超

各社がAIのためにどれだけお金を使っているかも比べてみます。

2026年の設備投資計画

Amazon Google Microsoft Meta 約2,200億 1,950〜2,050億 約1,700億 1,350〜1,450億 単位:ドル。薄い部分は予想レンジの幅

Microsoftは暦年2026年の見込み(リース含む)。出典:各社決算資料・決算説明会

4社を合わせると、2026年だけで7,000億ドルを超えるお金がデータセンターやAIチップに投じられます。Google、Meta、Microsoftはいずれも2027年もさらに投資を増やす方針を示しています。

ただ、市場の受け止め方は会社によって違います。投資に見合う売上が見えているMicrosoftは株価が上がり、検索の減速とキャッシュフローの悪化が重なったGoogleは下がりました。「たくさん投資していること」よりも「投資がどれだけ売上になっているか」が問われる段階に入ったといえます。

競合なのに持ちつ持たれつ:AI企業の相関図

AI業界の分かりにくさは、ライバル同士がお金や契約でつながっていることにあります。主な関係を図にまとめました。

AI企業の主なつながり

Google Microsoft Anthropic OpenAI Amazon Meta 売上の約半分は3社のクラウド経由 出資 TPUを供給 出資(評価益534億ドル) Trainiumを10年で1,000億ドル分 約24%を保有 四半期100億ドルの売上 自前のAIを広告に直結 線は出資・大型契約などの関係

各社の決算資料、上場申請書類、報道をもとに作成。関係はすべてではなく主なものに限定

GoogleはGeminiでAnthropicのClaudeと競いながら、Anthropicに出資し、TPUを供給するパートナーでもあります。Amazonも同じくAnthropicに出資し、その評価益で利益が大きく押し上げられました。MicrosoftとOpenAIの関係も同様です。AIモデルの会社が伸びれば、クラウドを持つ大手にもお金が流れる。競争と依存が同時に進んでいるのが、今のAI業界の姿です。

その中でMetaだけは、外部に売るクラウド事業を持たず、自前のAIを広告の成果に直結させるやり方を貫いています。そして今、広告の伸びで最も勢いがあるのがそのMetaだという点は、示唆に富んでいます。

Googleの立ち位置をどう見るか

ここまでの比較を踏まえて、Googleが置かれている状況を4つのポイントにまとめます。

1全方位で戦う唯一の会社

広告・クラウド・AIサービスのすべてに柱を持つのはGoogleだけ。強みであると同時に、どの分野にも専業のライバルがいる。

2広告はAIで「攻める側」と「守る側」

MetaはAIで広告の成果を上げ、単価を伸ばしている。Googleは検索がAI Modeに移る過程で、広告収益を守りながら作り直す立場にある。

3AIチャット広告の競争が始まった

ChatGPT広告は89か国・10万社超に広がった。GoogleもAI Mode広告を急拡大しており、「AIの回答の中の広告」をめぐる争いが本格化している。

4クラウドとTPUは追い風

伸び率はクラウド3社で最も高い。ライバルのAnthropicさえ顧客にしており、AI企業が伸びるほどGoogle Cloudにもお金が入る。

Googleの広告営業がGeminiやAI Max、Performance MaxといったAI商品を前面に出して売っているのは、このポイント2と3への答えでもあります。広告主にとって「AIを使うと成果が上がる」ことを数字で示せるかどうかが、Metaに流れつつある予算を取り戻せるかの分かれ目になりそうです。

SEOの立場から見ても、ChatGPT、GoogleのAI Mode、MicrosoftのCopilotと、AIの回答に広告が入る場所が増えていくのは確実です。一方でClaudeのように広告を入れないAIもあり、「AIの回答の中で自社の情報がどう扱われるか」は、AIによって前提が違ってきます。

今後の注目スケジュール

次に注目したい発表

  • 11月下旬:Anthropicのナスダック上場(報道ではサンクスギビング週が目標)
  • 2027年1〜2月:各社の10〜12月期決算。Google、Meta、Microsoftが2027年の投資計画を公表
  • 2027年前半:OpenAIの上場(延期の可能性あり)

まとめ

2026年7〜9月期の決算を並べると、AIでお金を稼げている場所がはっきりしてきました。クラウドはGoogle、Microsoft、Amazonの3社とも絶好調で、AIモデルの会社も急成長しています。広告では、AIを成果の改善に直結させたMetaが伸び、検索の形が変わる途中にあるGoogleは減速しています。

Googleはすべての分野に強い柱を持つ一方、すべての分野にライバルを抱えています。Geminiを軸にした広告商品やAI Mode広告で、検索広告の伸びを取り戻せるか。次の決算ではそこが最大の焦点になるでしょう。

各社の深掘り記事

参考資料

※本記事は2026年10月30日時点の公開情報・報道をもとにまとめたもので、投資の判断を勧めるものではありません。上場前のOpenAIとAnthropicの数字は報道・開示資料によるもので、算出方法が各社で異なる場合があります。金額は億ドル単位に換算し、一部を四捨五入しています。