2025年1月30日に公開されたGoogle検索オフィスアワーの内容を、質問ごとに整理しました。12月分と1月分を合わせた12件の質問が扱われており、収録は31分と長めです。司会は小川安奈さん。
2024年12月の回がスキップされたため、約2ヶ月ぶりの公開となりました(スキップの可能性は2024年11月28日の回で予告されていました)。年末年始のブログ記事8件がまとめて紹介されているほか、質問側も技術的なものが多く、内容の詰まった回です。
- 先に:いま読むときの注意点
- 取り上げられた質問
- 1. robots.txtでブロックされていないはずのページがブロック判定される
- 2. WebSub(PubSubHubbub)は今も使われているのか
- 3. 毎年開催されるイベントのページはどう扱うべきか
- 4. Page Annotationsのオプトアウトの単位
- 5. ライブテストでは問題ないのに実際はソフト404になる
- 6. サイトのテーマが変わるとトラフィックが移動するのか
- 7. ダイナミックレンダリングはクローキングにあたるか
- 8. 「404エラー」を解説するページがソフト404と判定される
- 9. スパムアップデートはECやメディアにも適用されるのか
- 10. 中古ドメインで公開したサイトが検索に出ない
- 11. メンテナンス時にrobots.txtも503でよいのか
- 12. 別法人のページと重複判定されてインデックスされない
- この回で紹介されたお知らせ
- まとめ
先に:いま読むときの注意点
回答の内容は現在も通用します。ただし4問目のPage Annotationsは当時「新しい実験的な機能」と説明されていたため、現在の提供状況は別途確認が必要です。
この回で予告された「次回は2月27日」は予定通り実施されました。
なお冒頭で、12月の回をスキップしたことについて司会者から補足がありました。スキップしたことで「何か質問しないと」というプレッシャーを感じた人がいたようで、それに対して必要なことを必要に応じて続けられればよい、無理に質問を準備する必要はないという趣旨のメッセージが述べられています。このスタイルを貫き通さなければいけないとも思っていない、時代が変われば必要なことも変わる、とも語られており、その後のオフィスアワーの形式変化を考えると示唆的な発言です。
取り上げられた質問
1. robots.txtでブロックされていないはずのページがブロック判定される
質問の要旨:robots.txtでは許可されているはずのURLがなぜかインデックスされず、URL検査でも毎回必ず「robots.txtでブロックされました」と判定される。robots.txtは直近更新しておらず、Search Consoleでも最新版が認識されている。気になる点があるとすれば、そのページで読み込む一部のAjaxパーツが、robots.txtでDisallowしているディレクトリから呼び出されていることだが、呼び出し元のURL自体はAllowであり関連があるか分からない。質問は3点。実装側の問題か認識の不具合か。ページ本体がAllowでも読み込むファイルがブロックされていればページ本体もブロック扱いになるのか。特定の文字列を含むURLがブロックされやすくなる仕組みはあるか。
Googleの回答:具体的なページ情報が添えられていたため状況を確認できた。該当のURLでは、robots.txtによってブロックされているログインページにリダイレクトしていた。これが関係していると思われるので、その点を踏まえて調査することを勧める。
補足:3つの質問に個別に答えるのではなく、原因を直接指摘した回答です。ページ自体ではなく、リダイレクト先がブロックされていたというのが実態でした。
リダイレクトが挟まっている場合、robots.txtの判定はリダイレクト先に対して行われます。ページ本体のパスだけを見て許可されているはずだと考えていると、この種の見落としが起きます。
該当箇所:9:18
2. WebSub(PubSubHubbub)は今も使われているのか
質問の要旨:GoogleではWebSubを現在でも使用しているか。大規模サイトで商品詳細ページなどの新規生成頻度が高いため、より素早くクロールからインデックスに至る工夫を取りたい。サイトマップXMLと併用するメリットがありそうなら導入を検討している。
Googleの回答:まだ使用している。もし今後使用をやめる場合には公式ページでお知らせすると思うので、安心して使用してほしい。
補足:明確なイエスです。古い仕様が今も生きているかどうかは、公式ドキュメントを読んでも判断がつきにくいことがあります。「やめる場合は告知する」という言質まで取れているので、判断材料として使えます。
該当箇所:11:23
3. 毎年開催されるイベントのページはどう扱うべきか
質問の要旨:「就活説明会」と検索すると自社ページが1ページ目に表示されるが、2025年度用のイベント一覧が優先されて出てくる。現在新規会員を募集しているのは26卒向けなので、そちらの別URLを上位表示させたい。対応策はあるか。
Googleの回答:毎年やってくる季節性のあるイベントページの扱いに関する質問として理解した。まったく同じジャンルではないが、公式ページに「ブラックフライデーとサイバーマンデー用ページに関するおすすめの方法」という記事がある。年末のホリデーシーズンに続く特別な販売イベントについて、多くの販売者に役立つポイントを紹介したものだ。ショッピングのテーマに即した内容だが、年に1回来る大きめのイベントという点で今回の件にも関連すると思う。基本的には、メインページに同じURLを繰り返し使用することと、代替バージョンをアーカイブセクションに移動することである。
補足:この回で最も実務的な回答です。 年次イベントのページ設計について、明確な指針が示されています。
毎年新しいURLを作るのではなく、同じURLを使い続けて中身を入れ替え、過去の年度版はアーカイブに逃がす。こうすればそのURLに蓄積された評価がそのまま今年の内容に引き継がれます。逆に毎年新URLを作る運用だと、毎回ゼロから積み上げ直すことになり、古い年度のページが上位に残り続ける現象も起きます。
質問者の状況はまさに後者で、2025年度用のページが上位に残り26卒向けが出てこない状態でした。採用、イベント、セール、年次ランキングなど、日本のサイトでも該当する領域は多いはずです。
該当箇所:12:16
4. Page Annotationsのオプトアウトの単位
質問の要旨:先日発表されたPage Annotationsのオプトアウトについて。申請にはSearch Consoleプロパティの指定が必要となっているが、サイトのディレクトリごとにプロパティを登録していれば、そのディレクトリごとにオプトアウトの有無を指定できるのか。それともドメイン単位での対応になるのか。また一度オプトアウトした後に再び有効にしたい場合、どのような手続きが必要になるか。
Googleの回答:サイトが検証されている限り、どのような方法でも送信できる。ただしこれは新しい実験的な機能であり、再度参加する方法についてはまだお知らせできない。
補足:オプトアウトの単位についてはプロパティ単位で柔軟に指定できると読めますが、後半が重要です。元に戻す方法が用意されていない段階だと明言されています。
実験的な機能のオプトアウトは、片道切符になる可能性があるということです。判断は慎重に、という材料になります。
該当箇所:14:09
5. ライブテストでは問題ないのに実際はソフト404になる
質問の要旨:Search Consoleの「公開URLをテスト」では「インデックスに登録できます」と表示されるURLが、実際にはソフト404になっているのはなぜか。2週間ほど前から自社サイトでソフト404と判断されるURL数が急増し、インデックス登録済みURL数が減少し続けている。しかし該当URLにアクセスしてもページ内容は問題なく閲覧でき、ライブテストでも登録できると表示される。Search Consoleの誤検出かと思い2度ほど検証したが失敗した。おかしいと思い、VPNとChrome DevToolsを使ってクローラーのユーザーエージェントに偽装し、海外のIPアドレスから該当ページにアクセスしたところ、ソフト404状態であることが確認できた。
Googleの回答:質問内容からは仕様通りの挙動をしているように感じた。公式ページ「Googleクローラーとフェッチャーの概要」と「Googleの一般的なクローラーの一覧」が参考になる。特に、Googleからのトラフィックは大部分が米国のIPアドレスからだが、サイトが米国からのリクエストをブロックしていることを検出した場合は、他の国のIPアドレスからクロールを試みることがあるという記述のあたりが参考になると思う。
補足:質問者が自力でVPN検証まで到達しており、原因はほぼ特定できている状態での質問でした。海外IPからのアクセスに対して異なる応答を返す実装が、Googlebotに対してはソフト404として作用していたということになります。
同じ論点は2025年2月27日の回でも出てきます。そちらではURL検査のスクリーンショットが真っ白になる原因が地域制限だと指摘され、「誤ってGooglebotをブロックしてしまう可能性があるため、一般的にあまり良い習慣とは言えない」と述べられていました。
日本国内向けサービスで海外アクセスを弾く設計は珍しくありませんが、Googlebotのクロールは主に米国から行われます。ライブテストが通るのに実際のインデックス状況が悪い場合、まず疑うべき箇所です。
該当箇所:15:11
6. サイトのテーマが変わるとトラフィックが移動するのか
質問の要旨:主にソフトウェアA(動画関連)を販売するサイトを運営し、関連テーマの記事を投稿している。昨年ソフトウェアB(ゲーム関連)を新たにリリースし、Bに関する記事を多く書いた結果、記事数がA関連を上回った。するとA関連記事のアクセスが急激に減少し、逆にB関連のアクセスが増加していることに気づいた。質問は4点。Google検索はウェブサイトのテーマに基準を設けているのか。サイトのテーマがゲームだと判断されると動画関連のトラフィックを減少させる仕組みがあるのか。B専用のサイトを新しく作ったほうがよいのか。減少したA関連記事へのアクセスを取り戻すにはどうすればよいか。原因はどのような視点で分析すればよいか。
Googleの回答:普段あまり聞かれることのない質問で、具体的なサイト情報が添えられていなかったため調査が難しく、内容も複雑だったのでグローバルのチームとも議論を重ねた。その結果、簡潔に結論のみ伝える。まずはしばらく時間を置いて、自然に正常化するかどうか見てみるのがよい。何か特殊な実装をしているのかもしれないが、一般的にはこのようなテーマに関する仮説は、私たちのチームの意見としてはあまり正しくないように感じた。
新しくウェブサイトを作成するかどうかについては、純粋にビジネス上の決断になる。検索からのトラフィックだけに限らない、より多角的な要素からなる経営上・マーケティング上の判断である。
今までにないことが突然起きて不安になり、すぐに対策したいという気持ちはよく分かる。しかしそういう状況だからこそ、現象が長引くものなのかどうか、ビジネス上どのくらい影響を受けるのか、動画関連の記事の需要が落ち着いただけなのか、ゲーム関連記事が盛り上がっているということなのか、そして両者は本当に因果関係があるのか。変わりゆく市場のニーズとも照らし合わせながら、落ち着いて状況を整理する時間があってもよいと個人的には感じた。
補足:「サイト全体のテーマ」がジャンルごとの評価を左右する、という仮説が否定されています。グローバルチームと議論したうえでの回答である点も付記されています。
そして最後の問いかけが本質的です。A関連が減ったこととB関連が増えたことに、本当に因果関係があるのか。同じ時期に起きた2つの変化を、片方が原因でもう片方が結果だと解釈してしまうのは、SEOの分析でよくある誤りです。動画関連の市場需要そのものが縮小しただけかもしれない。
具体的な施策ではなく、分析の姿勢を問い直す回答になっています。
該当箇所:17:41
7. ダイナミックレンダリングはクローキングにあたるか
質問の要旨:クライアントサイドレンダリングでページを返しているが、検索エンジンのクローラーがページ内の情報をうまく取得できないため、クローラーにのみサーバーサイドレンダリングでページを返したい。ユーザーとクローラーに対して表示する内容に差異がなければクローキングには当たらないという認識だが、ガイドライン違反となる可能性はあるか。
Googleの回答:ダイナミックレンダリングに関する質問と理解した。Googlebotは通常、ダイナミックレンダリングをクローキングとは見なさない。ユーザーに対するものと同様のコンテンツが生成される限り、クローキングとは見なさない。詳しくは公式ページ「回避策としてのダイナミックレンダリング」を参考にするとよい。
ただしそのページには注意書きがあり、その通りダイナミックレンダリングは回避策であり、JavaScript生成コンテンツに関して検索エンジンで生じる問題の根本的な解決策ではない。代わりにサーバーサイドレンダリング、静的なレンダリング、ハイドレーションのいずれかで解決することを勧める、と書かれている点も共有しておきたい。
補足:質問への答えはイエス(クローキングではない)ですが、回答の重心は後半にあります。公式ドキュメントのページタイトル自体が「回避策としての」となっていることが示す通り、Googleはダイナミックレンダリングを推奨していません。
やってもよいが推奨はしない、というのが正確な位置づけです。新規に設計するならSSRや静的レンダリングを選ぶべき、ということになります。
該当箇所:21:31
8. 「404エラー」を解説するページがソフト404と判定される
質問の要旨:404エラーの用語解説ページがソフト404となってしまう。パーマリンクの変更やタイトルの変更をしても解決しなかった。そのページのコンテンツを充実させるしか解決手段はないのか。
Googleの回答:具体的なページ情報が添えられていたため状況を確認できた。担当チームにも報告し、同時に原因も確認したところ、おそらくコンテンツも関係しているとのことだった。つまり該当のページには非常に大きなフォントで「404エラー」「404 Not Found」と書かれていた。おそらくこれが原因だと思われる。このような場合にどう対応するかはサービスごとに事情があると思うので一概には言えないが、ひとまず原因を伝えておく。
補足:この回で最も印象的な事例です。「404エラーとは何か」を解説する記事が、大きな文字で「404 Not Found」と表示していたために、404エラーページそのものだと判定されていました。
ここから分かるのは、ソフト404の判定がHTTPステータスコードだけでなくページの見た目や文言も見ているということです。エラーを説明する記事、メンテナンス告知の解説、「見つかりません」という文言を含むUI解説など、同じ罠にはまり得るコンテンツは他にもあります。
対処としては、実際のエラーページと紛らわしい表示を避ける。スクリーンショット画像にする、文言を分割する、装飾を控えるといった工夫が考えられます。
該当箇所:23:38
9. スパムアップデートはECやメディアにも適用されるのか
質問の要旨:スパムアップデートについての質問。スパムアップデートはサイトのドメイン評価を利用したサードパーティーコンテンツの公開によるランキング操作を取り締まるものと理解している。ECサイトやメディアサイトを運営しているが、スパムアップデートはそれらのサイトにもアルゴリズムとして適用されるのか。なおスパムアップデートによるトラフィックへの影響はない。
Googleの回答:2つのトピックがあるようなのでそれぞれ回答する。まずスパムアップデートは、Googleのスパムポリシーに反するサイトを対象としたアルゴリズムである。これにより検索結果での掲載順位が下がったりまったく表示されなくなったりすることがあるが、スパムを行っていないサイトオーナーは通常心配する必要はない。次に言及されているサードパーティーのコンテンツについては、2024年にスパムポリシーに追加された「サイトの評判の不正使用」の件だと思われるので、そちらのスパムポリシーを確認してほしい。
補足:質問者はスパムアップデートとサイトの評判の不正使用を同一視していましたが、回答は2つを分けています。スパムアップデートはポリシー全般に対するアルゴリズムであり、サイトの評判の不正使用はその中の一項目という関係です。
該当箇所:25:00
10. 中古ドメインで公開したサイトが検索に出ない
質問の要旨:中古ドメインを購入して新サイトを公開したが、インデックスされているにもかかわらずまったく検索に表示されなかった。そのためドメインを変更し、内容を変えず新サイトとして再公開した。しかし旧ドメイン側のインデックスが消えず、新ドメイン側のURLがインデックスされない。Search Consoleでは旧URL側を正規URLとして認識していると表示される。新ドメインをできるだけ早くインデックスさせるにはどうすればよいか。
Googleの回答:サイトを移転する方法に関する一般的なベストプラクティスと具体的なステップは公式ドキュメントに記載されているので、対応の際に参考にしてほしい。そのうえで何か技術的な問題があれば、具体的に知らせてほしい。
補足:ドキュメントへの誘導で終わっていますが、この質問には触れられていない前提があります。同じ回の冒頭で説明されている通り、2024年3月のスパムポリシー更新で「期限切れのドメインの不正使用」が追加されています(このポリシー全体の経緯は2024年11月28日の回でも扱われています)。中古ドメインを購入して以前とは異なる内容のサイトを公開する手法が、その対象になり得るという内容です。
質問者のケースがこれに該当するかどうかはこの回では判断されていませんが、中古ドメインの利用を検討している場合は、移転手順の前にこのポリシーを確認しておく必要があります。
該当箇所:26:57
11. メンテナンス時にrobots.txtも503でよいのか
質問の要旨:短時間のサイト全体のメンテナンスの際、robots.txtも含むサイト全体を503にするのは大きな問題か。robots.txtが503を返すと12時間サイトのクロールを止めるという記述を見た。たとえば3時間だけサイト全体を止める際に503とすると、robots.txtも503を返すことで12時間復旧しない可能性があるということか。サイト全体を止める際に一つのファイルだけ生かすのは大変なこともあり全体を503にしたいが、大きなリスクなら今後はrobots.txtだけを生かす方法を考えたい。
Googleの回答:技術的なチームにも確認したが、サイト全体に503を設定する方向で問題ないとのことだった。
補足:短い回答ですが、実務では判断に迷うところです。メンテナンス時にrobots.txtだけ通常応答を返す構成を組むのは手間がかかります。それが不要だと確認できたことに意味があります。
該当箇所:28:08
12. 別法人のページと重複判定されてインデックスされない
質問の要旨:複数の社団法人サイトを運用している。社団法人ごとにライセンス契約に関する告知サイトを設けて公開しているが、昨年新しく公開したページが、過去に公開済みの別の社団法人のページと重複すると認識されインデックス登録されない。どう対応すればよいか。
Googleの回答:具体的なサイト情報が添えられていたため調査できた。その結果、教えてもらったサイトはどちらもインデックス登録され、検索結果ページに表示されているようだった。検索結果に反映するまでの時間は状況によって変わるため、今回のようなタイムラグが発生する可能性がある。少し様子を見てほしい。
該当箇所:29:25
この回で紹介されたお知らせ
年末年始をまたいだため、8件のブログ記事がまとめて紹介されました。
- サイトの評判の不正使用に関するポリシーの更新(2024年11月)。2024年3月に新設されたスパムポリシーには、期限切れドメインの不正使用、大量生成されたコンテンツの不正使用、サイトの評判の不正使用が含まれる。このうちサイトの評判の不正使用について、ポリシー公開以降ファーストパーティーの関与の度合いが異なる多数のケースを審査してきた結果、関与がどれだけあってもサードパーティーのコンテンツであるという本質と、ホストサイトのランキングシグナルを利用しようとする不公正で搾取的な本質は変わらないという判断に至った。そのため11月の更新では、ファーストパーティーの関与やコンテンツの監視の有無に関わらず、あるサイトのランキングシグナルを利用する目的でそのサイトでサードパーティーのコンテンツを使用することはポリシー違反であると明記された
- 12月のクロール情報シリーズ4件。「Googlebotがクロールする理由とその方法」「HTTPキャッシュ保存」「ファセットナビゲーション」「CDNとクロール」
- 2024年のまとめ記事
- Search Consoleのパフォーマンスレポートに24時間ビューが追加され、データの更新頻度が改善された
- モバイル検索結果でパンくずを表示しない変更が、利用可能なすべての言語と地域に展開されることが案内された。収録時点では英語版のみ
ポリシー更新の説明で注目すべきは、ファーストパーティーの関与の度合いは判断に影響しないと明確化された点です。編集部が監修していれば大丈夫だろう、という解釈が塞がれた形になります。ポリシー自体の初出については2024年11月28日の回を参照してください。
なおこの回では、クロール情報シリーズのブログを実際にブラウザで開いてみてほしい、という珍しい呼びかけがありました。収録中に検索して探す時間を取るという進行で、ドキュメントを実際に読んでもらうことへの意識が伝わってきます。
まとめ
12問と多く、内容も技術寄りの回でした。
実務にそのまま使えるのは3問目の年次イベントページの扱いです。毎年同じURLを使い回し、過去の年度版はアーカイブに移す。採用イベント、セール、年次ランキングなど適用範囲は広く、毎年新URLを作る運用を続けている場合は見直す価値があります。
8問目の「404を解説するページがソフト404と判定される」も、教訓として応用が利きます。ソフト404の判定はHTTPステータスだけでなくページの文言や見た目も見ている、という事実は覚えておいて損がありません。
6問目の「サイトのテーマ」に関する回答も記録しておきたい内容です。テーマの偏りがジャンルごとの評価を左右するという仮説は否定され、代わりに「その2つの変化に本当に因果関係があるのか」という問いが返されました。同時期に起きた変化を因果で結んでしまう誤りは、SEOの分析で繰り返し起きるものです。


コメント