2026年3月5日に公開されたGoogle検索オフィスアワーの内容を、質問ごとに整理しました。質問は18件と多く、司会の小川安奈さんも「早口になっているので0.75倍速で聞いてください」と断るほどの詰め込み具合です。
内容としては当たり回だと思います。SEO会社の主張をGoogleが明確に否定した場面があり、長年「制御できません」と言われ続けてきた検索結果のサムネイル画像に指定手段が用意されたことも報告されました。
- 先に:いま読むときの注意点
- 取り上げられた質問
- 1. 検索結果のサムネイル画像を指定したい
- 2. Search Consoleのレポートによってステータスが違う
- 3. リンク否認は旧ドメインのプロパティにも必要か
- 4. カテゴリトップではなく下層ページが上位に出る
- 5. 「公開URLをテスト」が実行できない
- 6. インデックスされていたページが徐々に外れていく
- 7. 「クロール済み – インデックス未登録」が多いとサイト全体が低品質とみなされるのか
- 8. デザインもテキストも違うカテゴリページが重複判定される
- 9. 表記ゆれのあるクエリは別物として扱われるのか
- 10. イベント構造化データは日本でも使えるようになるか
- 11. URLの設計はSEOに影響するか
- 12. noindexを検出したとき、レンダリングはどこまで行われるのか
- 13. head内に不正なタグが混入した場合の緊急度
- 14. Googlebotのときだけリダイレクトされる挙動を調べたい
- 15. 更新した内容が検索結果に反映されない
- 16. 検索結果に記事の更新日を表示したい
- 17. BigQueryエクスポートで同一クエリの複数ページはどう集計されるか
- 18. Search Consoleのタイムゾーンはどこ基準か
- この回で紹介されたお知らせ
- まとめ
先に:いま読むときの注意点
回答の大半は現在もそのまま通用します。ただし1問目だけは注意が必要で、ここで紹介されている「優先画像の指定」は収録の2日前にドキュメントへ追加されたばかりの新機能でした。その後の運用で解釈が更新されており、[6月18日の回](/seo/office-hours/2026-06-18/)でOGP画像との関係について追加の説明が出ています。合わせて読んでください。
また、この回の最後に「2026年は例年通りの毎月開催が難しい」というアナウンスがありました。実際に次回は6月中旬までずれ込んでいます。
取り上げられた質問
1. 検索結果のサムネイル画像を指定したい
質問の要旨:ECサイトを運営している。商品名で検索した際のスニペットに、対象商品ではなく関連商品の画像がサムネイルとして表示されることがある。対象商品の画像URLを指定し関連画像の指定も行っているが、それでも関連商品が表示される。解決策やより良い方法があれば教えてほしい。
Googleの回答:よく寄せられる質問だが、テキスト検索結果画像を制御することはできない、というのが従来の回答だった。ただしこの収録の2日ほど前に、公式ドキュメントへ「メタデータを使用して優先画像を指定する」というセクションが追加された。schema.orgのprimaryImageOfPageプロパティを指定するか、og:imageメタタグを使用することで、優先画像を選択できる。日本語版もすでに更新されているので確認してほしい。
補足:長らく「制御できません」で終わっていた質問に、初めて手段が示された回答です。ただし「優先」画像であって確約ではない点は変わっていません。
なおこの新セクションは、動画の最後で司会者自身が触れているように、告知なくさらっと追加されたものです。公式ドキュメントは定期的に読み直す価値がある、という話がここに繋がっています。
該当箇所:5:33
2. Search Consoleのレポートによってステータスが違う
質問の要旨:sitemapで送信しているURLがSearch Console上で「検出 – インデックス未登録」に振り分けられているが、URL検査で確認すると「URLがGoogleに認識されていません」となる。表示が間違っているだけなのか、実装に問題があるのか。
Googleの回答:担当者に確認したところ、ツールによって使用するソースが異なり更新頻度も異なるため、それらの間で矛盾が生じることがある。ただし通常は時間の経過とともに違いはなくなる。しばらく置いてから再度レポートを確認してほしい。
補足:Search Console内で数値やステータスが食い違うのは日常的に起きます。慌てて実装を疑う前に、まず時間を置く。これは覚えておくと無駄な調査を減らせます。
該当箇所:7:30
3. リンク否認は旧ドメインのプロパティにも必要か
質問の要旨:スパムリンク対策として以前からリンク否認を実施している。否認リストをアップロードする対象プロパティは、現行ドメインのみでよいのか、現行ドメインへ転送済みの過去のドメインのプロパティにもアップロードすべきか。過去のドメインに向けられたスパムリンクが現存している可能性があり、その影響が転送先に波及することはあるか。
Googleの回答:否認リストは現行のドメインのSearch Consoleプロパティのみにアップロードすればよい。リダイレクトが正しく設定されていれば、Googleはリンクシグナルを新しいドメインに転送する。過去のドメインにアップロードする必要はない。
補足:この回で最も明快な回答です。ドメイン移転を経験しているサイトでは判断に迷いがちなポイントなので、そのまま根拠として使えます。
該当箇所:8:40
4. カテゴリトップではなく下層ページが上位に出る
質問の要旨:ECサイトでカテゴリートップページの下層に記事を公開している。カテゴリートップには他ページへの導線が集約されており、単一キーワードでの検索では下層より有益なはずだが、複数のカテゴリーで「〇〇とは」「選び方」といった下層ページが上位表示される。ペナルティが考えられると思うが、内部リンクが多すぎることや、パンくずのアンカーテキストが商材カテゴリー名そのものになっていることは影響するか。
Googleの回答:よくある質問の一つ。カテゴリートップではなく「とは」「選び方」といった具体的な情報ページが表示されている場合、Googleがユーザーの検索意図に対して、より詳細な情報を含む下層ページのほうが現時点ではクエリとの関連性が高いと判断している可能性がある。
補足:質問者はペナルティと内部リンク構造を疑っていますが、回答は検索意図の話に置き換えています。技術的な問題ではなく、そのクエリで求められているものが下層ページの内容だった、という説明です。
対処するなら、カテゴリートップを上げにいくより、そのクエリで本当にカテゴリートップが最適なのかを疑うほうが実りがあります。
該当箇所:10:06
5. 「公開URLをテスト」が実行できない
質問の要旨:URL検査の「公開URLをテスト」を実行しようとしたが、特定のページで「エラーが発生しました」と表示され実行できない。インデックス登録のリクエストも実行できなかった。アクセスブロックはしておらず、ページスピードも著しく遅いわけではない。どういった要因が考えられるか。
Googleの回答:具体的なサイト情報が添えられていたため確認したところ、現在は解決しているようだった。一般に公開URLテストでエラーが発生する場合、Googlebotがコンテンツを完全に取得・レンダリングできていない可能性が高い。今回はトップページと特定のドメイン配下が別のシステムで動いているサイトだったので、その配下のコンテンツをホストしているサーバー側で、ファイアウォールやリクエストのブロック、タイムアウトなどによってGooglebotのアクセスが制御されていないか、サーバーログを確認するとよい。
補足:サイトの一部だけ別システムで動いている構成は、CMSの移行途中やLPだけ別サーバーといったケースでよく見かけます。「サイト全体では問題ないのに特定ディレクトリだけおかしい」ときは、システム境界を疑うのが早い。
該当箇所:11:40
6. インデックスされていたページが徐々に外れていく
質問の要旨:新規リリースした海外向けサブドメインで、約400ページすべてがインデックスされた後、徐々にインデックス数が減少し、最終的に「クロール済み – インデックス未登録」で除外された。sitemapエラーやhreflang未設置が未解決なのが影響している可能性はあるか。一度すべてインデックスされたことからクローリングの問題ではなく、公開URLテストも正常なのでレンダリングの問題でもないように思う。
Googleの回答:担当チームに確認した。一般的に新規コンテンツをインデックスするには時間がかかる。また「クロール済み – インデックス未登録」というステータスなので、コンテンツの有用性や品質の向上に注力してほしい。sitemapエラーやhreflang未設置の解決にも引き続き取り組み、それでも問題が残るようなら知らせてほしい。
該当箇所:13:35
7. 「クロール済み – インデックス未登録」が多いとサイト全体が低品質とみなされるのか
質問の要旨:取引先のSEO会社から「クロール済み – インデックス未登録が多すぎるとサイト全体が低品質とみなされ、サイト全体のランキングが上がらない要因になる」と言われた。これは本当か。
Googleの回答:「クロール済み – インデックス未登録」は、Googlebotがページをクロールしたものの、検索結果に表示するほど十分な価値がないと判断された状態を示している。このステータスが多いことは、Googleがコンテンツの大部分をインデックスしないと決断したことを意味する。一方で、それによってサイト全体が低品質とみなされ、アルゴリズムや手動による対策を受けているわけではない。引き続き個々のページの有用性や品質の向上に注力するのがよい。
補足:この回で最も実務的に価値がある回答です。「未登録が多いとサイト全体が引きずられる」という説明は業界で広く流通していますが、それを公式に否定しています。
ただし読み違えないようにしたいのは、否定されたのは「サイト全体へのペナルティが発生する」という因果であって、状態そのものが健全だと言っているわけではない点です。大部分がインデックスされていないのは、個々のページの価値が足りないという判断が積み重なった結果ではある。対処法は変わらず個別ページの改善で、変わるのは「全体が引きずられるから急いで削除しなければ」という発想が不要になることです。
前の質問と合わせて読むと、Googleの立場は一貫しています。原因はステータスの数ではなく、個々のページの中身にある。
該当箇所:15:05
8. デザインもテキストも違うカテゴリページが重複判定される
質問の要旨:ECサイトのカテゴリーページで、デザインやメインの紹介テキストが完全に異なっているにもかかわらず、「重複しています。Googleが正規ページを選択しました」として意図したページがインデックスから除外されるケースが多発している。共通のナビゲーションやヘッダー・フッターなどボイラープレート要素の比率が高いことが原因か。あるいは画像の読み込み遅延に見られるようなサーバー応答速度の不安定さが、Googlebotのクロール時にコンテンツ取得を不完全にし、重複判定につながる可能性はあるか。
Googleの回答:結論として、質問者が挙げているどちらも起こり得る現象だと思う。ECサイトのカテゴリーページで重複判定が多発する場合、ボイラープレートの比率が高いことが一因になる可能性は十分にある。特にECサイトでは、商品リストやファセットナビゲーションの変更だけではユニーク性が低いと判断されることがある。またサーバー応答の不安定さがコンテンツの取得自体を不完全にし、結果として重複判定を招く可能性も考えられる。ユニーク性を強調するためには、主要なコンテンツのユニークなテキスト要素を確実にHTMLの早い段階で読み込ませることが有効。
補足:質問者の仮説を両方とも肯定した、珍しく踏み込んだ回答です。特に最後の一文が実装の指針になります。HTMLの早い段階、つまりボイラープレートに埋もれる前にユニークなテキストを置く。カテゴリページの説明文をフッター付近に置いている構成は見直す価値があります。
該当箇所:16:27
9. 表記ゆれのあるクエリは別物として扱われるのか
質問の要旨:ある業種の略称と正式名称で、集客・求人ともに異なる検索結果になる。一般的にはあまり違いがないはずだが、Googleは別のワードとして認識しているのか。片方でしか表示されなくなった場合、もう片方でも再度表示させることは可能か。
Googleの回答:具体的なクエリに関することは答えられないが、一般的にGoogleはクエリの理解に基づいて、ユーザーにとって最適なものを返すよう努めている。
補足:一般論に留めた回答です。表記ゆれが同義として扱われるかは、実際の検索結果を見て判断するしかありません。
該当箇所:18:55
10. イベント構造化データは日本でも使えるようになるか
質問の要旨:Googleのイベント検索機能について、現状で日本のサポートはないが、今後追加される予定はあるか。
Googleの回答:公式ドキュメントに記載がある通り、イベント検索機能を利用できる地域は世界中に広がっているが、現在のところ日本地域・日本語は対応していない。特定の言語に関する具体的なタイムラインについて、お知らせできることはまだない。なお、リッチリザルトテストで有効と判定されても、サポートされていない地域では検索結果に表示されない。
補足:最後の一点は実務で誤解が生じやすい部分です。リッチリザルトテストが通ることと、検索結果に表示されることは別。構造化データを実装して「テストは通るのに出ない」という相談の相当数は、これが原因です。
該当箇所:19:54
11. URLの設計はSEOに影響するか
質問の要旨:URLパスについて、昔は意味のない文字列やエンコードされた文字列、複雑なディレクトリ構造がSEOに悪影響を与えると聞いたが、今でもそうなのか。REST APIのようにリソースを明確に表すURL設計はSEOに効果があるか。パスが日本語の場合、URLエンコードされたものとそうでないものは別ページと認識されるか。
Googleの回答:シンプルで理解しやすいパスは、ユーザーとクローラーの両方にとって有益である。REST APIのようにリソースを明確に示すURL設計はURLの理解を助けるので、間接的に役立つと言える。日本語パスについては、URLエンコードされているかどうかに関わらずGoogleは同じページとして認識する。とはいえ、正規化された一貫したURLの使用を推奨する。
補足:「間接的に役立つ」という表現に留めている点が回答の性格を示しています。URL設計はランキング要因としては小さく、理解しやすさの問題として扱われている。日本語URLのエンコード有無が別扱いにならないのは、実装判断で使える明確な情報です。
該当箇所:21:21
12. noindexを検出したとき、レンダリングはどこまで行われるのか
質問の要旨:Search Centralの「JavaScript SEOの基本を理解する」の、robots metaタグを慎重に使うという章について。ここで書かれているレンダリングとは何のレンダリングを示すのか。初期のDOM構築は含まれるか。
Googleの回答:noindexタグは、GooglebotがHTMLのheadセクションを解析した際に検出される。このタグを検出した場合、GoogleはリソースのフェッチやJavaScriptの実行、つまり本格的なレンダリングをスキップする可能性がある。初期のDOM構築はnoindexタグ自体を読み取るために必要なので、通常は実行される。
補足:ドキュメントの用語の定義を確認する質問で、回答も正確です。実装上の意味としては、JavaScriptでnoindexを後から取り除く実装は機能しない可能性が高い、ということになります。初期HTMLの時点でnoindexがあれば、その先のJavaScript実行までたどり着かない場合があるためです。
該当箇所:22:46
13. head内に不正なタグが混入した場合の緊急度
質問の要旨:自社やサードパーティのJSライブラリにより、本来body内に記述するタグがhead内に追加されることがある。タグが追加された箇所でheadが終了したとみなされ、それ以降のhead内の記述が無視される可能性があると過去にGoogleが発言していたと記憶している。ただ実際にはそれ以降のtitleタグなども効いているように見える。特にサードパーティライブラリ起因の場合は回収が困難な可能性を考えており、本件の緊急度はどうか。
Googleの回答:対処する問題の優先順位はビジネス課題や置かれている状況によるので、その観点についてコメントできることは限られる。その前提で言えば、URL検査ツールでこれらの重要なタグが正しく認識されていることを確認できているのであれば、緊急度は高くないかもしれない。実際にタグが効いているように見受けられるとのことなので、そうかもしれない。ただし依然として、HTMLの健全性のために修正は推奨される。
補足:「緊急度」という聞き方に対して、判断の根拠を返した回答です。URL検査で認識されているかどうかを確認基準として提示している点が実務的。仕様上まずいが実害が出ていないなら優先度は下げてよい、という現実的な線を引いています。
該当箇所:24:18
14. Googlebotのときだけリダイレクトされる挙動を調べたい
質問の要旨:誤った実装により、GooglebotのIPアドレスで訪問したときのみ別のURLにリダイレクトされている。このようなケースで挙動を調査する方法を教えてほしい。URL検査でリダイレクト元URLを調査するとリダイレクト先が検査され、リダイレクトされたこと自体は表示されない仕様だと思う。また巨大サイトのため、ページのインデックス登録レポートの「リダイレクトがあります」には膨大なURLが記録されており、特定のURLを調査できなかった。
Googleの回答:GooglebotのIPアドレスでのみリダイレクトが発生するケースを調査する最も確実な方法は、サーバーログを確認し、Googlebotのユーザーエージェントに対するサーバーのレスポンスヘッダーを直接確認することである。またコードベースやデータベースにハードコードされている可能性のあるIPアドレス、あるいはファイアウォールやCDNのルールを調べてみることも有効。
補足:Search Consoleでは追えない、と質問者がすでに検証したうえで聞いており、回答もそれを踏まえてサーバーログとインフラ設定に誘導しています。クローキング的な挙動が意図せず発生している場合、原因はアプリケーションではなくCDNやWAFの設定にあることが多い、というのは経験則とも一致します。
該当箇所:26:21
15. 更新した内容が検索結果に反映されない
質問の要旨:記事のタイトル、ディスクリプション、内容を大幅に更新したが、他の記事は反映されているのにこの記事だけ約1ヶ月変わらない。否認ツールの使用や、新規URL作成後の301リダイレクトなど様々な施策を試したが、変わる兆しがない。
Googleの回答:具体的なクエリやサイト情報が添えられていたので確認できた。問題解決のために新規URLでコンテンツを作成し以前のURLからリダイレクトを設定しているとのことだったが、確認したところそのリダイレクトはすでに解除されており、代わりにもう一つ別の新規URLでコンテンツが作成されているように見受けられた。その最新のURLについては検索結果の上位に表示されていたので、問題は解決したのではないか。一般的なコメントになるが、301リダイレクトを正しく実装できていないと問題が生じる場合が多い。
補足:質問者が対処を重ねるうちに構成が変わってしまい、Googleが確認した時点では別の状態になっていた例です。反映されないからといって施策を積み増すと、何が効いたのか分からなくなります。1ヶ月動かないなら、まず変更を止めて観察するほうが結果的に早い。
該当箇所:28:11
16. 検索結果に記事の更新日を表示したい
質問の要旨:CTR改善を目的に、検索結果へ記事の最新更新日を反映したい。現在metaタグやh1には更新日の記載がない。どうすればよいか。
Googleの回答:ページが更新または公開された後、Googleが推定した日付を検索結果に反映させたいという質問だと理解した。設定方法については公式ドキュメントの「Google検索で署名日に影響を与える」を参照してほしい。
該当箇所:30:28
17. BigQueryエクスポートで同一クエリの複数ページはどう集計されるか
質問の要旨:Search ConsoleのBigQueryエクスポートについて。あるクエリで自社サイトの2ページが、1ページ目の1位と2ページ目の15位に表示される状況で、ユーザーが2ページ目まで表示する検索が1回発生した場合、searchdata_site_impressionを使うと表示回数と平均順位はどうなるか。
Googleの回答:担当者に確認した。前提として、BigQueryエクスポートにはプロパティ別に集計するsearchdata_site_impressionと、URL別に集計するsearchdata_url_impressionの2つのテーブルが含まれている。2つのリンクが表示可能な場合、site_impressionには1インプレッション、url_impressionには2インプレッションが記録される。平均掲載順位の計算方法については、テーブルのガイドラインとリファレンスを参照してほしい。今回はsite_impressionを参照しているので、このクエリの表示回数は1、平均順位は1になる。
補足:BigQueryエクスポートを使い始めた人がまず混乱するのがこの2テーブルの違いです。同一クエリで複数ページが表示されたとき、site_impressionは上位のものだけを見る形になる。UIのパフォーマンスレポートで見える数字との差もここから生まれます。
該当箇所:31:32
18. Search Consoleのタイムゾーンはどこ基準か
質問の要旨:検索パフォーマンスはカリフォルニア州の現地時間で表示されると明記されているが、ページのインデックス登録やクロールの統計情報など、それ以外のダッシュボードもカリフォルニア州現地時間の表記か。
Googleの回答:公式ドキュメントに記載がある通り、24時間表示を選択するとデータは住んでいる地域の現地時刻で表示され、そのローカルタイムゾーンはブラウザの設定に基づく。その他のオプションでは日付はすべて太平洋時間(PT)で表示される。詳しくはパフォーマンスレポートのタイムゾーンのセクションを確認してほしい。
補足:日次データを他ツールと突き合わせるときにズレる原因になります。日本時間で見ている数値と社内レポートの日付境界が合わない場合、まずここを疑ってください。
該当箇所:33:49
この回で紹介されたお知らせ
- Search Consoleのパフォーマンスレポートに、AIを活用した試験運用版の機能が追加された。表示したい分析内容を自然言語で記述でき、データの選択・フィルター・比較の手間を軽減することを目的としている
- Search Consoleに週単位と月単位のビューが導入された。パフォーマンスグラフの時間集計を調整することで、日々の変動を平準化して全体的な傾向を見られる
- Search Central Live APAC 2025のハイライト記事が公開された。バンコク、香港、東京でのイベントのまとめ
- 2026年2月のGoogle Discoverコアアップデートがリリースされた。2月上旬に実施された、Discoverに記事を表示するシステムに対する広範な更新
まとめ
18問と質問数が多い回でしたが、内容の密度も高い回でした。
特に「クロール済み – インデックス未登録が多いとサイト全体が低品質とみなされる」という業界に流通している説を、Googleが正面から否定した点は記録に残しておく価値があります。取引先やクライアントとの会話でそのまま引用できる回答です。
もうひとつ、検索結果のサムネイル画像に指定手段が用意された件も見逃せません。長年「制御できません」で終わっていた領域が動きました。この話は[6月18日の回](/seo/office-hours/2026-06-18/)でOGP画像との関係についてさらに掘り下げられているので、続けて読むことをおすすめします。
回答全体を通して感じるのは、公式ドキュメントを読み直すよう促す場面が多いことです。動画の最後でも、ドキュメントは告知なくセクションが追加されることがあるので定期的に見てほしい、と明言されています。1問目の優先画像の指定がまさにその実例でした。


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